2013年06月21日

2013年6月21日/番組blog移転のお知らせ

こんにちは、山田章博です。

毎週「まちなかひとくちメモ」の番組をお聞きいただき、また
このblogをご愛読いただきまして、ありがとうございます。
今年2013年4月の京都三条ラジオカフェwebサイト刷新に伴って
この番組のblogも、ようやく番組サイトの一部に組み込むこととなりました。
明日2013年6月22日(土)放送分以降は
http://radiocafe.jp/200304004/
が、この番組のblogの掲載場所となります。

ブックマークの変更など、ご面倒をおかけいたしますが
今後とも、ご贔屓の程、よろしくお願い申し上げます。
ラベル:blog移転
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2013年06月14日

2013年6月15日/ホタル舞う京都/みそそぎ川でホタルを見ました

こんにちは、山田章博です。



今週は台風が来て、雨も少しは期待できるかと思ったのですが
台風は南の海上で東へ向きを変えて、そのまま消えてしまいました。
梅雨入り宣言とは裏腹に、晴天の日が続き
35度を超える猛暑日もあって、もう本格的に夏がやって来たようです。

先週は、藤森神社のアジサイのお話しをしましたが
京都でこの季節に欠かせないものに「ホタル」があると思います。

みなさんは、京都のまちなか(市街地近辺)で
ホタルが見られる場所を、ご存知ですか?
今年は、もうご覧になりましたか?

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<ホタル>
京都ぶらり女の1人旅blog2013年6月2日よりお借りしました。
ありがとうございます。

私は先週の金曜日、
つまり藤森神社へアジサイを見に行ったその日の20時頃、
鴨川の河川敷、丸太町橋から少し南へ下がった
「みそそぎ川」で、ホタルを見ました。

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<みそそぎ川に舞うホタル>
KTギャラリー(kyo-KTのpicture-blog)2013年6月4日記事よりお借りしました。
ありがとうございます。

「みそそぎ川」が鴨川の上流(今出川辺り)で鴨川から分水して
河川敷の地下を流れ、丸太町橋から100mほど下流の
西側の河川敷で地上に現れます。
もともと、高瀬川が江戸時代初期に開削された時に
高瀬川に水を引くための水路として、人工的に造られた川です。

その「みそそぎ川」が地上に現れてすぐのあたりで
今年は例年よりも多くのホタルを見ることができました。
たまたま、私が見に行った時のタイミングが良かっただけかも知れませんが
多くのホタルが「みそそぎ川」の水辺を舞う、その光を見ると
鴨川べリの自然環境が豊かになっているように感じられて
嬉しいものです。

この「みそそぎ川」の他、京都のまちなかでは
岡崎から祇園にかけての「白川」、
「哲学の道」や下鴨あたりの琵琶湖疏水、
上賀茂の「明神川」や松ヶ崎あたり、下鴨の「糺の森」などで
ホタルを見ることができるようです。
私は以前、下鴨の疏水や松ヶ崎(山端)などで見たことがあります。

京都のような大都市で、市街地のすぐそばで
ホタルが見られる所と言うのは、どのくらいあるのでしょうか?
東京、大阪、名古屋などの大都市は海に近い河口の平野部にあるので
たぶん、自然にホタルが繁殖する場所は、多くはないでしょう。
そういう意味でも、京都は珍しい街なのかも知れません。
また、そういう京都に暮らす私たちは、幸せ者です。

ホタルが見られる時期は、例年
5月下旬から6月上旬ということですから
もうすでに、ホタルは飛ばなくなっているかも知れません。
でも、また来年もきっと
今年よりも、もっと多くのホタルが見られると期待したいですし、
もっといろんな場所で、自然に育つホタルを見ることができる、
そんな京都にして行きたいと思います。

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2013年06月08日

2013年6月8日/藤森神社のアジサイ/水の郷「伏見」にふさわしく

こんにちは、山田章博です。



晴天の夏日が続いています。
来週も前半は夏空が続きそうです。
なんだか梅雨を飛び越して真夏になったようなこの頃ですね。

でもまだ6月に入ったばかり。
ホタルが飛んでいると言う話も聞きますし
アジサイが咲いている、という声も聞こえて来ます。

そこで私も、昨日6月7日(金)午後
伏見区の藤森(ふじのもり)神社へアジサイを見に行って来ました。

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http://www.fujinomorijinjya.or.jp/

京都でアジサイの名所と言うと、この藤森神社の他、
右京区の梅宮大社、法金剛院、松尾大社
大原の三千院、西山の善峯寺、そして宇治市の三室戸寺
などが挙げられるようですが、私はなぜか、藤森神社が好きです。

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それはたぶん、花の美しさや規模のせいではなく
アジサイが植えられ、愛でられる必然性のようなものを
感じるからだと思います。

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京都の街が広がる京都盆地の東側には
不思議な程、南北に真直ぐにつらなる山並み
東山連峰(東山三十六峰)があります。
そして、その山の麓には多くの神社や寺院が点在しています。
そんな中でも
清水寺、伏見稲荷大社、藤森神社や御香宮神社などは
「水」に縁の深い社寺と言って良いでしょう。
それぞれに名水や水にまつわる伝承、行事があります。
清水寺には「音羽の滝」があり
伏見稲荷は水が欠かせない稲作の神であり
御香宮神社には名水「御香水(ごこうすい)」があります。
そして
藤森神社には「不二(ふじ)の水」と呼ばれる湧水があります。

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東山の森に降った雨は地面にしみ込み、地下水となって
ちょうどこれらの社寺が連なる山麓あたりで湧き水となったのでしょう。
その上質な湧き水のあるところに人々が住むようになり
彼らの生活に欠かせない大切な水が
「神仏」として大切にされたのだろうと思います。

この地下から湧き出す不思議な水を
昔の人々は「伏水(ふしみず)」と呼びました。
それが今の「伏見(ふしみ)」の地名の元になっています。

そんな「水」に縁の深い伏見の「藤森神社」にこそ
私は、アジサイの花がふさわしいように思うのです。

今年は梅雨入り宣言が早かったにも関わらず、雨が少なく、
アジサイの開花も少し遅めで、花も少し潤いに欠けるようですが
藤森神社のアジサイの見頃は、まだまだこれからです。

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藤森神社のアジサイ園は6月1日から公開されていて
今日6月8日(土)を皮切りに、週末ごとにいろんな催しも予定されています。
藤森神社のアジサイ園の公開と「あじさい祭」は
6月いっぱい、開催されています。

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みなさんも、アジサイの花を愛で、水の恵みの郷「伏見」を
歩いて見てはいかがでしょうか?
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2013年05月31日

2013年6月1日/芝生フリマ&吉田山大茶会/梅雨の晴れ間のお出かけに

こんにちは、山田章博です。



春だ、初夏だと言ってるうちに、もう梅雨入りしてしまいましたね。
でも、この土日のお天気は、悪くなさそうです。
梅雨の晴れ間、どちらへお出かけになりますか?
今日はこの週末の催しをふたつ、ご紹介します。

「本能学区」と聞いて、どのあたりか、お判りになりますか?
元・本能小学校は中京区の油小路通蛸薬師の南東にあります。
この場所は、本能寺の変のときに、その舞台となった「本能寺」が
あった場所です。今は「本能館」という複合公共施設になっています。
この本能館のグラウンドは、芝生におおわれた気持ちの良い場所で、
今も、夏祭りや運動会などの地域イベントの舞台として利用されています。
6月2日(日)10〜15時、ここでフリーマーケット「信長市」が開かれます。

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<本能学区/芝生でフリーマーケット(ポスター)>

旬の野菜直売コーナー、カフェやゲームコーナーもあるそうです。
本能学区の「芝生でフリーマーケット」
場所は、油小路通蛸薬師の南東です。

もうひとつ、
「21世紀版・京都吉田山大茶会」という催しが、左京区吉田の吉田神社境内で
今日、6月1日(土)、明日、2日(日)の二日間、開かれます。
時間は10〜15時です。

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<21世紀版・京都吉田山大茶会/チラシ>

<チラシPDFダウンドードへのリンク>

中国、韓国、台湾そして日本で受け継がれ親しまれている「お茶」。
そんなアジアと日本を中心とするお茶の「文化」と「楽しみ方」を
様々なお茶を愛好し、広めようとしておられるみなさんが一堂に集い
多くのみなさんに楽しんでいただこうという「大茶会」。
今年で4回目だそうです。

吉田神社の境内の広場やあずまやなどに
約30のブース、200種類以上の様々なお茶が集められ
お茶の知識や楽しみ方、美味しいお茶の入れかた、味わい方など
お茶のまつわるお話しをしながら、
目の前で淹れてくださるお茶が味わえるそうです。

中京区蛸薬師通東洞院東入る南側にある
「岩茶房(がんちゃぼう)」というお店が
主催者連絡先ということで、お話しを伺って来ました。

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<岩茶房・京都webサイト>

豊臣秀吉が北野天満宮で開いた「北野大茶会」のような大茶会を
吉田神社の境内を借りて、21世紀の現代に蘇らせたのだそうです。
植物の葉を様々な工夫で手間ひまをかけて加工して生まれるお茶。
その自然な、それぞれに異なる味と香りを楽しんでいただき
お茶への興味、愛着、親しみを深めていただきたい、という思いで
新茶が出始めるこの時期に、吉田山の緑の中で開催しているのだそうです。

京都吉田山大茶会。
6月1日(土)、2日(日)の二日間、吉田神社境内で
10時から15時までです。
新緑の吉田山とお茶を楽しみに、お出かけになってはいかがでしょうか?
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2013年05月24日

2013年5月25日/八百一本館、開店1ヶ月/新しい食料品店の流れは生まれるのか?

こんにちは、山田章博です。



みなさんは
東洞院通六角上る東側に新しくオープンした
「八百一本館(やおいちほんかん)」を
ご存知でしょうか?

<八百一本館webサイト>
http://www.kyotoyaoichihonkan.com/

「毎日、お買物しています」と言う方もおられるでしょうし
「それ、なに?」と言う方もおられるでしょう。
左京区に住む私のところには、新聞折り込みなども届きませんので
都心部以外にお住まいの方は、ご存じない方も多いかも知れません。

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東洞院通(烏丸通の一本東)、三条通と六角通の六角通よりに
2013年4月20日にオープンした、食料品を中心とするお店です。
開店から約1ヶ月が過ぎました。連日、たいへん賑わっています。

この八百一本館には、いろいろ、
これまでの食料品店とはちがう特徴があります。

たとえば
建物や内装が、ちょっとオシャレ。
手頃なお野菜と、高級な食材、オシャレな食器などが一緒にある。
屋上には畑があり、カフェやレストランも入っている。
などです。

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そうした様々な特徴の中でも、私が注目するのは
食料品を中心とするスーパーマーケット式の店舗が
都心部に独立した場所と建物を確保している、という点です。

郊外の大型店は、いずれも大きな駐車場を持ち
広大な敷地に専用の建物を持っています。
でも、都心部にはそうした店舗はこれまでありませんでした。
言い替えると、
都心部に建つ建物は、オフィスビル、マンション(共同住宅)
または複合商業ビル(多数のテナントが入居するビル)の
いずれかである、というのがこれまでの常識だったと思います。

八百一本館は、この常識を覆した、と言う点で
注目すべき、画期的な試みではないでしょうか?

大きなフロアを持つ専用の建物を確保することで
店舗内部の構成を比較的自由に組み替えることができ
移り変わるニーズや客層、流行や好みに合わせることができます。
一方では、用途を特化した自前の建物を所有することによって
その場所で永続的に事業を行うことが必要となり、
場合によっては経営上のリスクになる可能性も否定できません。

これまでの食料品スーパーは、
都心部のテナント型(主にビルの1階に入居します)であれ
郊外の大規模な独立型店舗(しばしば核店舗のスーパーと多数のテナントが同居)であれ
建物はできる限りコストを抑えた構造や内外装を持つものがほとんどでした。

こうして見ると、八百一本館は
単に都心に住む世帯の食料品需要とオシャレな空間への感度を融合することで
これまで表に現れて来なかったニーズを満たそうとするだけではなく、
食料品を中心とする家庭消費のあり方そのものに、何か
新しい性格や形態、さらには「文化」を
創り出そうとしているようにも感じられます。

おそらくこれから、半年、一年、二年と月日を重ねながら
八百一本館の店舗構成や商品構成、価格設定などは徐々に変化して行くでしょう。
そのとき、
八百一本館がこの場所で、何を目指しているのかが、見えて来ると思います。

この八百一本館が建っている場所には、しばらく前まで
「旅館」がありました。
この東洞院通の三条と六角の間、三文字町(さんもんじちょう)は
たくさんの旅館が建ち並ぶ町内だったのです。
それは東海道を通じて江戸へつづく「三条通」と
竹田街道から伏見港を経て大阪へつづく「東洞院通」という
京都とその外を結ぶ重要な道の交差点にあるからでした。

八百一本館の登場は、そうした三条東洞院界隈に
新しい時代の到来を告げているように、私は感じます。
これからの展開に、注目したいと思います。
posted by fm797radiocafe at 19:19| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

2013年5月18日/春から夏へ/上御霊神社の御神輿

こんにちは、山田章博です。



夏を思わせる暑い日、そして肌寒い日と
寒暖の差、気候の変化がめまぐるしいですね。
でも確実に春から初夏へと季節が移って行くのを感じます。

この時期、京都に限らず、各地で神社の祭礼が行われます。
京都では、規模の大きなところとしては
伏見稲荷大社、松尾大社の御神輿のおまつり、そして
上賀茂、下鴨神社の葵祭(正式には賀茂祭)ですね。
これら、春と夏の間のお祭りの最後を飾るのが
上京区の上御霊神社の御霊祭です。

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上御霊神社(上京区上御霊前通烏丸東入る)

毎年5月1日に「社頭の儀」が行われ
5月18日、今年は今日、土曜日に「渡御の儀」
つまり御神輿の巡行が行われます。

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上御霊神社のお祭りでは、御神輿が3基でます。
それぞれ「小山郷」「今出川口」「末廣」と呼ばれていて
上御霊神社の神様(早良親王)を祀る3つの氏子地域のものです。

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現在はこの3基が、ほぼ同じルートを巡行します。

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順路は、おおまかに次のようなものです。
5月18日の正午過ぎから順次、上御霊神社を出発し
烏丸通、北大路や新町などを通り、上賀茂橋まで北上します。
上賀茂橋の予定自国が14時30分頃です
そこから南へ、北山通り、北大路などを経て、賀茂街道に出て
出雲路橋(15時50分)から出町柳の枡形商店街へ入ります。
枡形商店会と河原町今出川あたりが16時から17時頃の予定です。
河原町から今出川通を西へ進み、今出川門(同志社大学南向い)から
京都御苑(御所)へ入ります。18時頃、御所を出て
今出川を西へ、室町通、寺之内通、新町通から
鞍馬口通や紫明通を経て19時頃、上御霊神社へ帰着します。

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上京区の東半分と北区の一部を含む、広い範囲を巡行することがわかります。
また、現在もこの地域は、それぞれ異なった性格をもつ地域が含まれます。
枡形商店街などの商業のまち、室町・新町や寺之内などの西陣の職人のまち
そして現在は住宅地になっている北大路より北の地域は、戦前までは
主に農村地域でした。そしてこれに公家の町「京都御苑」が加わります。

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上御霊神社の神輿が京都御苑の中を巡行するようになったのは
ごく最近(2009年)からのことで、それまで約140年間途絶えていた伝統を
復活させたのだそうです。

江戸時代まで、現在の京都御苑のなかには、公家の屋敷や役所などが
ぎっしりと立ち並んだ、ひとつの「まち」を形作っていました。
その町並みの面影は、今は全くありませんが、御神輿が御苑を巡行することで
御神輿を迎え、これに祈りを捧げる宮中の人々の面影が、蘇るような気がします。

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御神輿の巡行は夕方、日が落ちる頃まで続きます。
上御霊神社のお祭りにお出かけになっては、いかがでしょうか?

ラベル:上御霊神社 神輿
posted by fm797radiocafe at 18:18| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月10日

2013年5月11日/これからが良い季節/京都歴史散策マップを持って出かけよう

こんにちは、山田章博です。



サクラが散ったと思ったら、あっと言う間にゴールデンウィークも過ぎてしまいました。みなさん連休はどのようにお過ごしになりましたか?
連休は終わりましたが、季節としては、これから梅雨入りまでが一年の中でも、秋と並んで過ごしやすく、良いお天気の日も多いので、平日やお仕事の合間にも、京都をいろんな面で楽しみたいですよね。
土日がお休みと決まっているお仕事や学校の方も多いとは思いますが、私を含めて自由業的な方、また既にリタイヤされてる方も多いですし、また「ノマド・ワーク」と称して決まった場所を持たずに動きながら場所を変えて仕事をしておられる方も少なくないこの頃です。
普段の生活や仕事のなかでも楽しめる京都をご紹介したいと思います。

と言っても、どこか特定の場所をご紹介する訳ではありません。
みなさんは、上京区の今出川通大宮東入る北側にある
「京都市考古資料館」をご存知でしょうか?
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http://www.kyoto-arc.or.jp/museum/

京都市内で発掘される考古資料を研究、収蔵、展示している施設です。
現在は6月30日までの日程で、特別展示「伏見人形」を開催中です。

この京都市考古資料館にあって、この施設を運営する
「財団法人・京都市埋蔵文化財研究所」では、
http://www.kyoto-arc.or.jp/index.html
昨年度から、
京都市内の文化財や史跡を紹介するハンディーなマップを作って、無償配布しています。
〜文化財と遺跡を歩く〜「京都歴史散策マップ」のシリーズです。

「〜文化財と遺跡を歩く〜 京都歴史散策マップ」の発行について
http://www.kyoto-arc.or.jp/blog/jp-res-information/1000.html?cat=6

昨年度16コース(エリア)、今年度に入ってさらに20コースが加わり
全部で36種類の、詳しい解説と写真を添えたマップがポケットサイズに折り畳まれています。
これを、ひとり4コース分まで、無料で分けていただけます。

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また、以下のwebページからPDFをダウンロードすることができます。
http://www.kyoto-arc.or.jp/heiansannsaku/jurakudai/rekishisansaku.html

このマップの制作・発行と平行するように、京都市埋蔵文化財研究所では
発掘調査で遺構が確認された史跡などの場所に、新しい解説板の設置も進めています。
昨年度末、平成25年3月にも、平安宮跡の6ヶ所の解説板が新設されました。

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<京都新聞/平成25年5月10日朝刊>

昨日、金曜日の午前中、小雨が降り始めていましたが
考古資料館にうかがって、マップをいただき、新設の解説板について
お話しうかがいました。

もちろんこの新設された解説板は、これまで発行されたマップには掲載されていません。
でも、新設された場所や、掲示内容についての資料は考古資料館にあり
セルフコピー(有料)で複写させていただけるそうです

考古資料館を出て、早速、新設された解説板を巡って来ました。

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<(平安宮)北西域と漆室跡/仁和小学校東門>

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<釆女町跡/出水通千本東入る(桜宮神社)>

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<大極殿跡/千本丸太町交差点北西>

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<平安宮/千本丸太町交差点南西>

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<治部省跡/朱雀第六小学校>

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<朱雀門跡/千本押小路上る東>

平安宮の遺跡だけでも、これら6ヶ所の他に、すでに35ヶ所の解説板が整備済みです。
またそれらをまとめて紹介する冊子「説明板で綴る、平安宮跡」も
考古資料館で分けていただけます。

さらに「京都歴史散策マップ」の36コースは、京都市内全域にひろがっています。
このから4つを選ぶのは、なかなか悩む選択です(笑)。

みなさん、それぞれのお住まいや仕事場、よく歩く地域などを選んで
このマップを持って、京都の隠れた史跡めぐりを楽しんでみては
いかがでしょうか?

<参考>「京都歴史散策マップ」36のコースのタイトル
01 平安宮跡コース 02 千代の古道コース 03 太秦 双ケ丘コース
04 洛西 竹の径コース 05 大原野コース 06 山科コース
07 八瀬 岩倉コース  08 御土居跡コース 09 伏見 桃山コース
10 東山 鴨東コース 11 東寺 西寺跡コース 12 平安京貴族邸跡コース
13 京都駅北コース 14 鳥羽離宮跡コース 15 岡崎 白川コース
16 嵯峨 嵐山コース 17 西賀茂 上賀茂コース 18 きぬかけの路コース
19 千本 紫野 西陣コース 20 聚楽第コース 21 修学院 北白川コース
22 御所東コース 23 大原の里コース 24 久多 花背鞍馬 貴船コース
25 三条界隈コース 26 祇園 清水コース 27 千代の古道(2)コース
28 愛宕道コース 29 京北 周山 弓削 山国コース 30 山田道コース 
31 大枝 桂坂コース 32 鳥羽作道コース 33 蹴上 山科北西コース
34 今熊野 稲荷コース 35 小野 醍醐 日野コース 36 淀城跡 納所 水垂コース
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2013年05月02日

2013年5月4日/京都・五条「のきさき市」/五条通の新しい風

こんにちは、山田章博です。



みなさん、ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、明日、5月5日(日)に五条通で催される
京都・五条「のきさき市」のお話しです。

nokisaki-logo.jpg
<京都・五条「のきさき市」logo>

<京都・五条「のきさき市」準備室blog>
http://nokishitakyoto.wordpress.com/

堀川通〜鴨川の「五条通」で
通りに面して立ち並ぶ建物の「のきさき」などを借りて
主にクリエーターがこの日だけの「お店」を出す。
いわば、五条通のストリート・アート・フリーマーケット。
それが「のきさき市」のようです。

<京都・五条「のきさき市」facebook page>
http://www.facebook.com/nokisaki5

<京都・五条「のきさき市」on Twitter>
https://twitter.com/5jyo_nokisaki

「の、ようです」というのは、この京都・五条「のきさき市」
今回、5月5日がはじめての開催なので、実際、どういう感じになるのか
まだ判りませんし、私はとても楽しみにしています。

フリーマーケットといえば、京都では
弘法さんや天神さん、百万遍の手づくり市、市役所前広場
などを思い浮かべます。また、通りに沿って展開する、という意味では
三条通(烏丸〜高倉)のアート・フリーマーケットがありますね。

私が今回初めて開催されるこの京都・五条「のきさき市」のことを
面白そう、と思ったのは、いくつかこれまでにない
「新しさ」があると感じたからです。

まず「五条通」という場所です。
お寺や神社の境内、三条通や御池通、市役所前広場などは
いかにもフリーマーケットが開かれて当然と思える場所です。
なぜ「当然」と思えてしまうのか?いくつか理由があるでしょう。
「京都らしい場所」「人通りが多い場所」「シンボリックな場所」
そして「なんだか、アートとかが似合う場所」といった
その場所が既に持っている印象が、ある程度共有されている
そういう場所だと思います。

それに比べて「五条通」はどうでしょう?
五条通はもともと、あまり広い通りではありませんでした。
終戦直前に防空疎開のために強制的に拡幅され、現在では
国道1号、9号などとして、主にクルマがたくさん通る道です。
五条通を散歩したりする人は、あまり多くはないでしょう。

そうした五条通で、あえて開催しようとするところに
ひとつめの新しさがあります。

もうひとつは「のきさき」を借りる、という方法です。
五条通に面したビルやお店の「のきさき」を1日だけ借りる。
そうしたことができるのは、五条通に面した建物の多くが
日曜日には、「のきさき」を貸しても良い性格のものだということでしょう?
日曜日には営業していない会社、銀行なども多いと思います。

そうした、いわば「日曜日はお休みの街」である五条通
休日に遊びに来る、買物に行くような街ではない五条通で開催する。
ここにも新しさがあると思います。

五条通と言う道路の成り立ちや性格は、決して
「京都らしい」「楽しい」「ハイセンスな」ものではありませんでした。
でも最近、これを能動的に変えて行こう。五条通を「楽しい街」にしようと
動き始めている人たちが少なからずいる。
五条通に、新しい京都を創ろうとする人たちが集い始めています。

増田屋ビル http://masudaya.happyrock.jp/
つくるビル http://www.tukuru.me/

そうした動きをを初めて「表(おもて)」に出して、多くの人々にアピールする。
その機会がこの、京都・五条「のきさき市」なのだと思います。

2013年5月5日(日)11時〜18時、五条通、堀川〜鴨川
京都.五条「のきさき市」
新しい五条通の風を感じに、行ってみたいと思います。
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2013年04月26日

2013年4月27日/京都ひるバス/1日2000円、乗り降り自由の観光バス

こんにちは、山田章博です。



先週お話しした「京都グラフィー2013/KYOTO GRAPHIE 2013」
もうご覧になりましたか?実は私、まだ全然見て回れてないんですよ。
5月6日(月)までにどれだけ見ることができるか、ちょっと心配になって来ました。

と言う訳で、今日は別の話題です。
今日お話しするのは「バス」です。
まあ京都で「バス」を話題にする時には、必ずと言って良い程
「京都市バス」のことだと思うでしょう?それも
あまり良い話ではなかったりするのが、不幸にも世間の相場のようですが
今日はちょっとちがうバスのお話しです。

京都市バスにも「100番台」の洛バス/RAKU BUSというのがあります。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000009141.html
市内の有名な観光地や世界遺産などをつなぐ系統で
それなりに利用されているようです。

rakubus.jpg
<京都市交通局/洛バスの経路>

でも洛バスと言えども普通の路線バスですから
混んでいて座れないこともありますし、
観光地の案内も十分にはできません。
でも、500円の一日乗車券で乗り放題、という
経済性のメリットはあります。

一方、もっと快適にスムースに観光地の間を移動したい
というニーズもあるでしょう。そうしたニーズに応えるべく
この4月13日(土)から登場したのが
「京都ひるバス」です。

hirubus.jpg
<京都ひるバス/http://www.kyoto-lab.jp/hirubus/index.html

みなさんは「京都よるバス」をご存知でしょうか?
「かわらまち・よるバス」「ぎおん・よるバス」です。
市バスが少なくなる深夜(20時以降、終電まで)
四条河原町や祇園からJR京都駅まで運行しているバスです。

kawaramachi.jpg
<かわらまち・よるバス/http://www.kyoto-lab.jp/nightbus/kawaramachi-nightbus.html

この「よるバス」を企画運営している「京都まちづくり交通研究所」が
土日曜日や休日の昼間に観光地をめぐるバス
「京都ひるバス」です。

どこを回るかと言うと
京都駅を出て、堀川通を北へ
西本願寺、二条城、晴明神社、今出川通を西へ
北野天満宮、北野白梅町、西大路を北へ、金閣寺、
北大路を東へ、大徳寺、北大路駅、下鴨本通を南へ
下鴨神社、御蔭通から川端通を南へ、出町柳、
今出川を東へ、銀閣寺、鹿ヶ谷通を南へ、丸太町を西へ
平安神宮、神宮道を南へ、知恩院、東大路を南へ
八坂神社、高台寺、清水寺、七条を西へ、三十三間堂
とめぐって、京都駅へ戻ります。

rout.jpg
<京都ひるバス/経路図>

京都駅を午前9時から午後4時まで、1時間おきに出発して
時刻表では1時間38分で一周します。

timetable.jpg
<京都ひるバス/時刻表>

特徴は料金システムで、1日定額2,000円。乗り降り自由です。
また、予約することもできるようです。
でも、乗り降り自由で、どうやって予約するのか?良く判りません。
一度、乗ってみて、いろいろ確かめてみたいと思います。

また、この「京都ひるバス」に先立って3月19日からは
5月5日(日)までの期間限定で、
ライトアップされる観光地などを巡る「京都・観光よるバス」も始まっています。

yorubus.jpg
<京都・観光よるバス/http://www.kyoto-lab.jp/kanko/index.html

この「京都ひるバス」。
新しい京都の観光スタイルを創り出せるかどうか?
注目したいと思います。
ラベル:京都ひるバス
posted by fm797radiocafe at 16:36| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月20日

2013年4月20日/京都グラフィー2013/京都と写真の新しい出会い

こんにちは、山田章博です。



ちょうど一週間前の土曜日
4月13日から、5月6日までの会期で
「京都グラフィー(Kyoto Graphie)」がはじまりました。

「なに、それ」という方も、多いかも知れませんね。

京都グラフィーは、そのwebサイトで、次のように説明しています。
http://kyotographie.jp/

<京都グラフィーについて>
「京都が最も美しい春の時期に、寺社や町家など京都ならではのロケーションを舞台に、世界各国から選び抜かれた写真で街全体が満たされる24日間。
京都グラフィーは、文化都市京都と写真芸術の融合を図ると同時に、京都の伝統工芸とのコラボレーションにより写真芸術が生活により深く浸透することを目指します。そして毎年、京都から世界に向けてクオリティーの高いプログラムを発表して行きます。」

In spring which is the most beautiful season in Kyoto, the Festival will infuse the city during 24 days with photographic images selected from all over the world, being staged in Kyoto-esque sites such as temples and Machiya (Kyoto townhouse). Kyotographie aims at bringing Kyoto city,a city of arts and culture, together with photography and also strives to make photography permeate more in our daily lives by various collaborations with traditional craftsmanship of Kyoto. Every year Kyotographie will present high-quality programs from Kyoto to the world.

また、京都グラフィーとともに、そのサテライトイベントとして
KG+(ケージープラス)も各所で開催されています。
http://www.facebook.com/KGplusevent

<KG+(ケージープラス)>
KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル・サテライトイベント
「KG+(ケージープラス)は、2013年に初の幕開けとなる大規模な国際写真フェスティバルKYOTOGRAPHIEの“サテライト”です。桜と新緑が彩る季節の京都において、写真に関する展覧会やイベント等を開催します。
KG+では、おもに京都市内の35のスペースにて、56アーティストの展覧会等を開催、紹介します。秀逸なアーティストたちであることはもちろん、いずれも伝統とダイナミズムが融合する京都ならではのエスプリを感じさせるスペースを選出しました。
また、KG+の展覧会やイベントを通じて、写真という表現手段の普及、写真が芸術作品であるという意識の浸透をはかるとともに、京都で活躍するアーティストをはじめ、国境を越えて将来を担う若手アーティストの紹介を積極的に行ないます。」

KG+ is a satellite exhibition and part of KYOTOGRAPHIE 2013, presenting a series of major photographic exhibitions in Kyoto.
KG+ has brought together 56 artists exhibiting photographic works at 35 spaces during the festival.
The spaces have been selected to reflect a mix of tradition and dynamism, which is the ‘Esprit’ of Kyoto.

京都グラフィーの内容は、簡単に言うと
「京都らしい場所で、素晴らしい写真を展示する」ということです。
今回の会場は、例えば、以下のような場所です。

京都文化博物館別館、高台寺圓徳院、大西清右衛門美術館
西行庵、誉田屋源兵衛黒蔵、虎屋京都ギャラリー、
アンスティチュ・フランセ関西(日仏会館)
二条城二の丸御殿台所、他

2013-04-19 17.02.11.jpg
<京都文化博物館別館/正面玄関>

2013-04-19 17.02.23.jpg
<同上/KYOTOGRAPHIEパネル>

2013-04-19 17.02.32.jpg
<同上/KYOTOGRAPHIE会場・アーティスト一覧>

kg-web.jpg
<KYOTOGRAPHIE webページ/会場・アーティスト一覧>

そしてこれらの場所に展示される写真は、主に
既に世界的にも高い評価を得ている写真家のよく知られた作品や
海外でのコンテストなどの入選作品、学生の作品などです。
言い替えると、その場所と直接関わる作品は、多くはありません。
(大西清右衛門美術館では当主の大西氏の作品を展示しています)

私はまだどの会場も見ていません。これから5月まで、ゆっくり見て回り
また、その感想なども改めてお話ししたいと思いますが、
今日は、写真というアートの特性と、それを展示する場所の関係
について、考えてみます。

日本でも西欧でも、近代以前の絵画は、
特定の建物や部屋などと、切り離すことができませんでした。
フレスコ画などの壁画は、その典型です。
キャンバスに描かれ、額縁に収められたタブローも
ほとんどの場合、特定の場所に飾られることが想定されていました。

近代になる、それが特定の場所から切り離され、
サロンやギャラリー、美術館などに展示されるようになります。

写真は、そのような近代になってから始まった技術でありアートです。
写真はそのはじまりから、特定の場所での展示を想定していません。

逆に、近代以前の絵画が
神話や宗教説話など、架空の題材を描いて来たのに対して
写真には常に、現実に存在する「被写体」とそれを撮影した「場所」が
写真作品と切り離すことができないものとして、存在します。

ですから私たちは、
絵画が特定の場所を選んで展示されることには比較的慣れていても
写真がギャラリーや展示室以外で展示されることに慣れていません。
そこには何か、違和感とは言わないまでも、不慣れなものがあります。

さらに今回、展示の場所として選ばれている場所は
それぞれの写真とは縁もゆかりもないばかりか
写真を展示することを前提にはしていない場所が多くあります。
しかし一方で、それらの場所(寺院など)は
書画や古美術、花などを飾ることは当然と考えられる場所でもあります。

そうした場所に現実を写し取る複製芸術である「写真」を展示する。
そこには、これまでなかったアートと場所の関係を創り出そうとする
明確な意図があるはずです。
そしてまた、写真と場所のこれまでなかった関係を通じて
どのような出来事(感情、言葉、対話、行為など)が発生するのか?
という実験でもあると、私には思えます。

さらに、こうした新しい関係(アートと空間の関係)を通じて
また、京都という都市/環境/文化と写真の関係を通じて
写真というアートの新しい楽しみ方を創り出そう、という意図も感じます。

この「京都グラフィー2013」。
これから毎年この時期に開催する予定だそうです。
初めて開催される今年の春の展示を、これからじっくり楽しみ、
また、これからの展開にも注目して行きたいと思っています。
posted by fm797radiocafe at 11:50| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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